2023.03.23
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注目集まるChatGPT、マーケティング業務での利用経験は、わずか28.7%
一方、活用未経験者の半数以上が、今後のChatGPTに意欲
株式会社Macbee Planet(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:千葉 知裕、以下Macbee Planet)は、ChatGPTを認知しているマーケティング担当者101名を対象に、マーケティングにおけるChatGPT活用に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
■調査サマリー
■調査概要
調査概要:マーケティングにおけるChatGPT活用に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年3月6日〜同年3月9日
有効回答:ChatGPTを認知しているマーケティング担当者101名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社Macbee Planet」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://macbee-planet.com/
■ChatGPTをマーケティング業務の中で活用したことがあるのは、わずか28.7%
「Q1.あなたは、ChatGPTをマーケティング業務の中で活用したことはありますか。」(n=101)と質問したところ、「ある」が28.7%、「ない」が71.3%という回答となりました。
・ある:28.7%
・ない:71.3%
■ChatGPTを活用する場面、「コンテンツの作成」が55.2%、「顧客データの分析」が41.4%
Q1で「ある」と回答した方に、「Q2.ご自身のマーケティング業務においてChatGPTをどのような場面で活用していますか。具体的に教えてください。(複数回答)」(n=29)と質問したところ、「コンテンツの作成」が55.2%、「顧客データの分析」が41.4%、「顧客の問い合わせ対応」が27.6%という回答となりました。
・コンテンツの作成:55.2%
・顧客データの分析:41.4%
・顧客の問い合わせ対応:27.6%
・文章の校正:24.1%
・機械翻訳:17.2%
・テキストサマリーの作成:17.2%
・Excel関数の作成:10.3%
・その他:3.4%
・わからない/答えられない:3.4%
■ChatGPTを活用したことがない回答者のうち、半数以上が「マーケティング業務の中で活用してみたい」と回答
Q1で「ない」と回答した方に、「Q3.ChatGPTをご自身のマーケティング業務の中で活用してみたいと思いますか。」(n=72)と質問したところ、「非常にそう思う」が15.3%、「ややそう思う」が37.5%という回答となりました。
・非常にそう思う:15.3%
・ややそう思う:37.5%
・あまりそう思わない:23.6%
・全くそう思わない:13.9%
・わからない/答えられない:9.7%
■ChatGPTを活用したい業務、「文章の校正」が41.7%、「コンテンツの作成」が33.3%
Q1で「ない」と回答した方に、「Q4.ChatGPTを活用したいと思える業務があれば、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=72)と質問したところ、「文章の校正」が41.7%、「コンテンツの作成」が33.3%という回答となりました。
・文章の校正:41.7%
・コンテンツの作成:33.3%
・顧客データの分析:31.9%
・テキストサマリーの作成:31.9%
・機械翻訳:26.4%
・Excel関数の作成:26.4%
・顧客の問い合わせ対応:16.7%
・活用したいと思えるものはない:15.3%
・わからない/答えられない:11.1%
・その他:0.0%
■「広告計測」や「他社データ分析」の場面などでも活用したいとの声
Q4で「活用したいと思えるものはない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、ChatGPTを活用したい場面があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=53)と質問したところ、「広告計測」や「他社データ分析」など29の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・39歳:広告計測。
・44歳:説明資料の作成につかってみたい。
・59歳:マーケティングオートメーション。
・57歳:メールの回答。
・45歳:他社データ分析。
・60歳:権利法務、契約書の作成、チェック。
・45歳:データの要約。
■ChatGPTを活用できていない理由、「具体的な活用イメージが湧いていないから」が42.1%で最多
Q3で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q6.現在、ChatGPTをご自身のマーケティング業務の中で活用できていない理由を教えてください。(複数回答)」(n=38)と質問したところ、「具体的な活用イメージが湧いていないから」が42.1%、「正確性が担保されていないから」が42.1%、「会社の機密情報をリークする危険性があるから」が31.6%という回答となりました。
・具体的な活用イメージが湧いていないから:42.1%
・正確性が担保されていないから:42.1%
・会社の機密情報をリークする危険性があるから:31.6%
・ChatGPTを十分に活用できる設備・機器等が不足しているから:23.7%
・偏向性が含まれている可能性があるから:23.7%
・上司やパソコンの管理者等からの承認が必要だから:18.4%
・ウイルスやアプリケーションへの悪影響を及ぼす可能性があるから:13.2%
・その他:2.6%
・わからない/答えられない:7.9%
■ChatGPTを活用できそうだと思う業務、「コンテンツの作成」が30.6%、「顧客データの分析」が29.2%
Q1で「ない」と回答した方に、「Q7.ご自身のマーケティング業務の中で、ChatGPTを活用できそうだと思う業務はありますか。具体的に教えてください。(複数回答)」(n=72)と質問したところ、「コンテンツの作成」が30.6%、「顧客データの分析」が29.2%という回答となりました。
・コンテンツの作成:30.6%
・顧客データの分析:29.2%
・文章の校正:27.8%
・テキストサマリーの作成:27.8%
・機械翻訳:23.6%
・Excel関数の作成:22.2%
・顧客の問い合わせ対応:12.5%
・その他:0.0%
・特にない:15.3%
・わからない/答えられない:13.9%
■45.1%が「ChatGPTを活用できそうだと思う業務が2~3割を占めている」と回答
Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した業務は、ご自身のマーケティング業務の何割を占めていますか。」(n=51)と質問したところ、「4~5割」が19.6%、「2~3割」が45.1%という回答となりました。
・8~9割:7.8%
・6~7割:5.9%
・4~5割:19.6%
・2~3割:45.1%
・1割:19.6%
・その他:2.0%
■ChatGPTをマーケティング業務で活用した場合のメリット、「オペレーションの効率化」が65.8%で最多
Q3で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q9.ChatGPTをマーケティング業務の中で活用できる様になった場合、どのようなメリットがあると思いますか。(複数回答)」(n=38)と質問したところ、「オペレーションの効率化」が65.8%、「社員の負担軽減」が65.8%、「コア業務に対する十分な時間の確保」が39.5%という回答となりました。
・オペレーションの効率化:65.8%
・社員の負担軽減:65.8%
・コア業務に対する十分な時間の確保:39.5%
・人手不足や24時間対応の課題解決:26.3%
・商品・サービスの需要予測の正確性向上:18.4%
・新しいサービスやプロダクトの開発:18.4%
・顧客満足度の向上:10.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:2.6%
■自動化したい業務、「アンケートデータの収集・解析」が50.5%、「コンテンツの作成」が40.6%
「Q10.ご自身のマーケティング業務において、自動化したい業務があれば教えてください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「アンケートデータの収集・解析」が50.5%、「コンテンツの作成」が40.6%、「既存顧客へのリマインド」が24.8%という回答となりました。
・アンケートデータの収集・解析:50.5%
・コンテンツの作成:40.6%
・既存顧客へのリマインド:24.8%
・リードの抽出:21.8%
・Web広告のレポート作成:17.8%
・CRMシステムへの情報連携:16.8%
・Webサイトのスクレイピング:15.8%
・セミナーやイベント参加者のリスト作成:15.8%
・SNSへの投稿:14.9%
・Webサイトへの商品登録:6.9%
・その他:0.0%
・特にない:7.9%
・わからない/答えられない:5.9%
■まとめ
今回は、ChatGPTを認知しているマーケティング担当者101名を対象に、マーケティングにおけるChatGPT活用に関する実態調査を実施しました。
まず、ChatGPTを活用した経験があるマーケティング担当者は、全体の僅か28.7%だということが分かりました。また、未経験者の半数以上が「ChatGPTを業務に活用してみたい」と回答しつつも、ChatGPTの活用イメージが湧かない、正確性が担保されていないなどの理由で活用に至っていないことが分かりました。ChatGPTの経験有無に限らず、ChatGPTを使うのであれば、「コンテンツ作成」に活用できそうだと回答するケースが多く、マーケティング担当者がコンテンツを生み出すことに苦戦していることが伝わってくる内容になりました。
今回の調査では、マーケティングのあらゆる場面で活用可能なChatGPTについて、まだまだ理解が深まっておらず、なかなか実務に活かすことができていない現状が明らかとなりました。活用できた際には、オペレーションの効率化が図れるという可能性を感じた方も多かったため、ChatGPTについてしっかりと理解し、業務に活用するイメージを持つことから始める必要がありそうです。まずは、活用事例などに触れて理解を深め、自身の些細な業務に活かすところから導入を検討してみてはいかがでしょうか。